サプリメントの通販 価格比較

サプリメント通販で賢い買い方

サプリメントは、アメリカでの食品の区分の一つであるダイエタリー・サプリメント（dietary supplement）の訳語で、不足しがちなビタミンやミネラル、アミノ酸などの栄養補給を補助することや、ハーブなどの成分による効果を目的とした食品です。ビタミン・ミネラルサプリはその中でもビタミンとミネラルの摂取に特化した商品を集めたカテゴリとなっています。ビタミン、ミネラルは糖質、脂質、たんぱく質と並ぶ5大栄養素のうちの2つで、微量栄養素とも呼ばれています。ビタミン・ミネラル以外のサプリメントでは、生薬、酵素、ダイエット食品など様々な種類が存在しています。

健康や美容を目的としてサプリメントを飲んでいる方は多いと思います。外食やコンビニ弁当、レトルト食品を食べる機会が増えつつある現代では、ビタミン、ミネラルは不足しがちで、サプリメントで補うのは効果的であると言えます。

ビタミン・ミネラルサプリの中でもビタミンは、ビタミンA/ビタミンB/ビタミンC/ビタミンD/ビタミンE/ビタミンH/ビタミンK/ビタミンP/ビタミンU/コバラミンを含み、ミネラルは亜鉛/鉄/銅/クロム/セレン/マグネシウム/カルシウム/カリウム/ナトリウム/コバルト/モリブデン/ヨウ素/リン/MSMなどの成分を含んでいます。ほとんどが飲みやすい粒状の錠剤として販売されています。また、ビタミン・ミネラル以外では、鉄やカルシウム、フォースコリー、グルコサミン、ノコギリヤシ、葉酸、ルテイン、レシチンなどのサプリメントを取り扱っています。最近ではフォースコリーやセサミンといったダイエットサプリが女性の間で人気です。

サプリメントは、ヘルスケア系のネット通販で最も売れる商材です。軽くて運ぶのが簡単な割に、成分次第で高価な商品が多く、たくさんのメーカーが新商品開発にしのぎを削っていて、通販専業のメーカーも多いです。われわれ消費者から見ても、毎日飲んで１ヶ月ほどの頻度で買い続けないといけないのに、近所のスーパー・コンビニには超メジャーな商品しか売っていないという不便さ。忙しい人ほどサプリメントで足りない栄養を補うニーズがあるので、ネット通販で自分にぴったりの商品が買っている人が多いです。一度決めたら、長期間ずっと同じ商品を指名買いし続ける性質があるのも通販向き。ヘルスケアのネット通販においては4番バッターとも言える、一番ネットで買われているアイテムです。

一方、各メーカーの広告等もあり、サプリメントの効果に対する期待が過大になったり、誤解をしている方もいらっしゃいます。今回は、こういったサプリメントについて、中立的な立場から、どんな種類があって、どんな効果があるのか、飲み方はどうすれば効果的なのか、等について書きたいと思います。

1. ビタミン、ミネラルの種類と効用

健康のためには５大栄養素をバランス良く必要量きちんととることが必要だ、と言われますが、その５大栄養素に含まれるのがビタミンとミネラルです。他の３つは、タンパク質、脂質、炭水化物ですが、これらの３つは世の中の食品の中に十分に含まれているため、不規則な食生活を送っていても必要量を摂れることが多いです。

一方、ビタミンやミネラルは不足しがちです。特に、外食やコンビニ弁当、加工食品が増えると、ミネラルが十分に吸収されなくなります。本来はビタミンもミネラルも食事で摂った方が良いに越したことはないのですが、現代ではそれが難しいため、サプリメントで摂る方が増えているのが実情です。

以下に、主要なビタミン・ミネラルについてまとめたので、サプリメントを購入する際の参考していただければ幸いです。

<ビタミン>

ビタミンは、直接的なエネルギー源にはならないものの、他の栄養素を使った体の働きをスムーズにするために必要不可欠なもので、かつ体内では作れないものなので、きちんと摂取する必要があります。

水溶性ビタミン

ビタミンB1：豚肉や大豆に多く含まれ、糖質からエネルギーと作ったり、神経の機能を保つのに働きます。足りないと、疲労やむくみ、イライラにつながります。

ビタミンB2：卵や納豆に多く含まれます。脂質の代謝を補助する役割があり動脈硬化や老化の進行の防止に働きます。不足すると、肌が脂っぽくなったりニキビができやすくなったり、唇にヒビができたりします。

ビタミンB3 （ナイアシン）：マグロやたらこに含まれ、糖質、脂質、タンパク質の代謝や肌を正常に保つ効果があります。不足すると、食欲減退や不安、めまい、皮膚炎になります。

ビタミンB5（パントテン酸）：ピーナッツやレバー（豚）に含まれ、糖質、脂質、タンパク質の代謝に働きます。妊婦や授乳中の女性では不足しがちです。不足すると、風邪をひきやすくなったり、睡眠障害が起きることがあります。

ビタミンB6：バナナやサンマに含まれており、タンパク質の代謝や神経機能の維持に働きます。不足するとニキビ等の肌のトラブルやむくみイライラにつながります。

ビタミンB12：レバー（豚）や柿に含まれ、赤血球を作るのを補助する効果があります。貧血や記憶力の低下、睡眠障害につながります。

ビタミンC：レモンやジャガイモに含まれ、コラーゲン生成に関わったり、日焼け・黒ずみの元になるメラニン色素の合成を抑制します。不足するとシミやシワができやすくなったり、肌荒れや貧血風邪をひきやすくなる等の症状が出ます。喫煙によって失われやすいので、喫煙者は意識的に摂ると効果的です。

ビタミンB9（葉酸、ビタミンM）：ほうれん草やトウモロコシに多く含まれ、タンパク質や赤血球を作るのに役立ちます。また、DNAを作る（=細胞分裂を行う）のに必要な物質です。不足すると貧血になったり、肌荒れが起きます。妊娠中・授乳中の方は胎児や乳児に悪影響を出さないためにも、多めに取る必要があります。

ビタミンB7（ビオチン）：大豆やカリフラワーに含まれ、肌を正常に保つ効果、他の栄養素の代謝に役立ちます。また、髪や爪を伸ばす働きがあります。不足すると肌荒れや抜け毛、不眠症等につながります。

脂溶性ビタミン

脂溶性ビタミンは、体内に残りやすいので、過剰摂取には気をつけてください。脂溶性ビタミンは４つ「だけ（DAKE）」と覚えると良いでしょう。

ビタミンA：皮膚・粘膜を正常に保ったり、暗い場所での視力の維持に働きます。うなぎやにんじんに含まれています。欠乏すると、視力低下や乾燥肌、ニキビにつながります。

ビタミンD：しいたけやしらすぼしに含まれていて、カルシウムやリンの吸収を促進し、骨や歯の形成を促進します。不足するとカルシウムの吸収ができなくなり、骨粗鬆症など、骨が弱くなったりします。脂溶性であり、体内に蓄積されやすく、摂りすぎすぎは腎機能低下を招きます。

ビタミンE：血行を良くするとともに、動脈硬化や老化の予防になります。アーモンド等に多く含まれています。不足すると、冷え性や肌のシミ、頭痛や肩こり、生理痛につながります。

ビタミンK：ほうれん草や納豆に多く含まれており、止血や骨・歯の形成に役立ちます。特に新生児に不足しがちで、出血症の原因になります。

<ミネラル>

ミネラルには13種ほどありますが、ここでは、重要かつ不足しがちな代表的なミネラル6つについてご紹介します。

• カルシウム：日本人に最も不足しがちなミネラルです。骨や歯を作る以外にも、イライラの抑制、エネルギー代謝を行うことによる脂肪吸収の抑制等の効果があります。
• マグネシウム：不整脈や動悸の予防や、偏頭痛に対しても有効な効果があります。カルシウムとともに働きます。
• 亜鉛：生殖機能の向上や、ホルモン合成に働いたり、免疫力の強化の効果があります。また、肌を常に新しく維持する効果もあります。セレンと摂ることで、男性機能強化の効果もあります。
• 鉄：不足しがちですが、ヘモグロビンの構成要素であり、貧血対策として有効です。また、疲労を回復する効果もあります。
• セレン：ホルモンバランスの調整、抗酸化作用（アンチエイジング）の効果があります。
• カリウム：血圧上昇を抑える働きがあり、高血圧予防に摂取すると効果的です。

以上、ビタミン、ミネラルといっても紹介しきれないほどたくさんの種類があります。不足しがちなビタミンやミネラルが明確な方は、それらをピンポイントでとっても良いのですが、やはりバランスが大事なのと、手軽さを考えると、マルチビタミン・マルチミネラルのサプリメントを活用するのをお勧めします。

また、ビタミンやミネラルは、薬と合わせて飲んだ場合に思わぬ副作用があるので、現在何かしらの薬を服用されている方は、必ずかかりつけの医師にご相談するようにしてください。

2. その他人気サプリメントに含まれる成分

上記では、ビタミン、ミネラルをご紹介しましたが、その他、美容や関節痛、男性機能に効果があるとされているサプリメントもありますので、ご紹介します。

巷の宣伝文句が必ずしも正確でないこともありますので、そういった点についても触れています。

<美容系：コラーゲン・ヒアルロン酸>

• 美肌効果があるとされるコラーゲン。コラーゲンは皮膚の一部を構成し、弾力性を持たせている重要なタンパク質です。また、ヒアルロン酸はコラーゲンの隙間にあり、水分を維持し、コラーゲンに栄養を送るという働きを持った糖質です。またヒアルロン酸は、その保水力の高さから、目の水分を保ったり、関節の動きをスムーズにする等の働きも持っています。
• 確かに両方とも重要な成分なのですが、サプリで効果的に取れるかというと、疑問符がつきます。というのも、ともに分子量が大きく、消化の過程で細かく分解されてしまうため、それが肌や関節などにうまく送られ、そこでまた元どおりになるかというと、その確率は極めて低いからです。確かにコラーゲンやヒアルロン酸を作る材料にはなりえます。しかしながら、必要な場所に行き届くのか、きちんと再現されるのかは別の話です（必要な部位に直接注射等で注入することは効果があります）。そのため、コラーゲンやヒアルロン酸ばかりを摂取すると、それらを構成するアミノ酸や糖質ばかりに偏って摂取していることになるので、むしろ健康にはマイナスです。結局のところは、バランスよく食事を行う、ことが美肌のためには一番だと言えます。

<関節系：コンドロイチン・グルコサミン>

• コンドロイチンやグルコサミンは、軟骨の成分であり、関節においてクッションのような役割を担っています。このこともあり、これらを含むサプリメントが、関節痛や変形性ひざ関節症に悩む方に効果があるといった風に受け止められていますが、それも先ほどのコラーゲン、ヒアルロン酸の話同様誤解になります。
• コンドロイチンやグルコサミンも、消化の過程で細かく分解されてしまうので、そのまま吸収されることはありませんし、分解されたものが血流に乗って意図した部位に運ばれるとも、またそこで元どおりに合成されるかどうかもわかりません。材料になる可能性があるということは事実ですが、直接的な効果は望めません。似たような結論になってしまいますが、これらを構成するのはアミノ酸や糖質なので、バランスの良い食事をとって原料となる栄養素を取得することが、一番効果的です。

<男性向けサプリメント>

男性機能の向上に効果があるとされているマカやクラチャイダム、前立腺肥大症に伴うおしっこのトラブルに効果があるとされるノコギリヤシは、注目が集まっており、サプリメントの中でも人気商品です。

• マカ・クラチャイダム：マカは「天然のバイアグラ」とも言われ、男性の生殖細胞の大半を構成しているアルギニンを中心としたアミノ酸や、亜鉛などのミネラルを豊富に含んでおり、全身の機能を向上させることで勢力を高め、男性機能を強化する働きがあります。マカの中に亜鉛も含まれていますが、性機能維持の効果のある亜鉛のサプリメントを併せて飲むことでさらに相乗効果が期待されます。最近では、タイが原産国であるクラチャイダムの注目も集まっていますが、クラチャイダムは、マカよりも多くのアルギニンを含むとされています。
• ノコギリヤシ：頻尿や残尿が苦痛な前立腺肥大症は主に男性ホルモンのバランスの乱れが原因です。ノコギリヤシはこの乱れた男性ホルモンバランスを正常化する効果があるため、前立腺肥大症に有効です。また、前立腺肥大症が起こると精力が減退し不妊にもつながりますが、ノコギリヤシにより前立肥大症が改善することで、精力が回復し、精子も元気になります。前立線では精子に対して、エネルギーとなる亜鉛が渡されており、ノコギリヤシとともに亜鉛を摂取するとより効果的です。また、前立腺肥大症の原因と男性の脱毛の原因が同じ酵素によるものなのでノコギリヤシは抜け毛予防にも効果的です。

3. サプリメントの飲み方について

本当は、ビタミンやミネラル、その他サプリメントの種類別に効果的な飲み方は細かく存在しますが、一つ一つ気にしてられないという方も多いと思います。そこで、効果的にサプリメントを飲むために最低限守るべき方法をご紹介します。

• 常温の水で飲むこと：十分な水とともに飲み、食道でつっかえないようにすることが大切です。お茶やコーヒーとともに飲むと、カフェインやタンニンが栄養素の吸収を防ぐので、水で飲むようにしましょう。
• 食後30分以内に飲むこと：食後に飲むことで、食べ物と一緒に効率よく吸収をさせることができます。また、余剰な分は排泄されてしまうので、一般的に、まとめて飲まずに分散した方が効果的。ただし、カルシウム・マグネシウムは空腹時に飲むようにして下さい。これらはアルカリ性で、食後に飲むと胃酸を中和して消化不良の原因になるためです。
• 容量は必ず守ること：多く摂取したからといってその分効果が大きくなることはありません。むしろ過剰に摂取すると、吸収されずに排泄されるばかりか、もしくは体内に残ってむしろ副作用が出るといったことがあるので注意が必要です。
• 薬を服用している場合は医師に相談すること：薬の効き目を抑制してしまったり、薬の成分と合わさることで副作用を持ったり、一定の症状をさらに悪化させてしまう成分もあるので、必ず相談するようにして下さい。
• 継続すること：数日や数週間では効果は出にくいので、2か月から3か月は最低限継続する必要があります。

4. 通販で上手に買うために

サプリメントの価格は、ものや内容量によって様々ですが、概ね500円から1500円程度です。そのため、１種類を1パッケージ買うだけでは送料が無料にならない可能性があります。しかしながら、サプリメントは継続することで初めて効果が得られますので、まとめ買いをお勧めします。2〜3か月分を購入すれば送料を無料にすることができると思います。それでも送料無料にならない場合には、水やティッシュ、トイレットペーパーなどの生活必需品を買う際に合わせて購入すると良いでしょう。

サプリメント・栄養補給系のアイテムの通販では、賢く買うために押さえるべき点が2つあります。

最初にアカウントを持っておくべき通販ショップについて。15/10月現在、スマートショッピングおすすめのベストショップはAmazonです。なんでも売っているAmazonですが、特にサプリメントには強く、品揃えもNo.1、安さの面でもショップ平均より6%ほどお得になっています。さらには、幅広い商品が「Amazon定期お得便」の対象になっているため、定期購入していい場合は、表示価格からさらに10%割引が受けられるチャンスもあります。まさに「サプリ＝Amazon」の数式で記憶しておきたいところです。では、アマゾン決め打ちで良いかというとそれほど単純でもありません。商品数こそ少ないものの、値段だけ見ると、なんとヨドバシカメラだと10%と太っ腹なポイント効果もあって、ショップ平均から10%以上も安くなっているのです。ぜひ１つアカウントを作っておくことをおすすめします。ショップ総合比較の最新情報は同じページの「お得通販ショップ分析」を、気になる商品の最新価格は商品詳細ページで徹底分析していますのでチェックしてみてください。

さらには、買い忘れなし＋底値での上手な買い方について。最初こそ必死にレビューをみながら自分にあった商品を選びますが、一度みつかれば同じものをなくならないように補充していくような買い方をすることが多いのではないでしょうか。相当の理由がない限りは違う商品を毎度選ぶことはないように思います。そうなると、一番大事なことは、買い忘れをなくして、欲しい時にないというイライラを防ぐこと。サプリメントほど同じものを買い続けるアイテムも少ないため、定期購入プログラムを使うのも一点です。しかし、あまり縛られたくないしどれくらいの頻度で飲んでるかわかんないよという方、旅行・気分などあって飲む量は毎月違うよといった方は、スマートショッピングでいつも使う商品をお気に入り保存してみてください。最新の最安価格や、そろそろ買い忘れではないかを通知してくれるので、自分のペースで買うことができますし、一番底値になったタイミングでまとめ買いして節約することもできます。